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作業療法はおもしろい―あるパイオニアOTのオリジナルな半生

著者:勝屋 なつみ

PT-OT-STチャンネル オンラインジャーナル 事務局

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【書籍名】作業療法はおもしろい
―あるパイオニアOTの
オリジナルな半生
【著者】勝屋 なつみ
【出版社】シービーアール
【価格】 ¥1,890
【購入】こちら

日本の作業療法の「今」になくてはならない貢献をした、パイオニアOT鎌倉矩子さんの半生をたどる評伝です。

まえがき「作業療法士・鎌倉矩子」に会いに行く。
第1章「作業療法」のことをとことん調べる。
第2章誕生から大学まで。東大でつまらなさを学ぶ。
第3章ブルンストローム・ステージとの出会い。そして、東大病院リハ部のこと。
第4章臨床家としての「作業療法士・鎌倉矩子」を探ってみよう。
第5章「作業療法士・鎌倉矩子」研究者となる。
第6章日本作業療法士協会に、25年間を捧ぐ。
第7章「作業療法士・鎌倉矩子」教師になる。
第8章念願の4年制大学、大学院設立に奔走する。
第9章バーバラ・ウィルソンの事例集と質的研究のこと。
第10章「作業療法士・鎌倉矩子」が考えた「教科書」のこと。
第11章「作業療法士・鎌倉矩子」の仕事の終わらせ方。
第12章「作業療法士・鎌倉矩子」が、みんなに託したこと。

女性誌「クロワッサン」の元編集長である著者が徹底的に鎌倉矩子さんと、共に歩んだ人たちへのインタビューを行い書かれた本です。作業療法とは何か、やりがいと面白さ、よい作業療法士になるための、大切なメッセージを伝えています。現役のOTやOTを目指す学生にもおすすめの一冊です。

この本を読んだ現役OTの感想をご紹介します。

作業療法士歴7年 女性Nさん(27歳)

私は臨床現場で働いて7年目のOTです。始めの4年間勤めた病院がボバース法を治療手技としていました。そのため、学校で学んできた作業療法とは違い"なんちゃってPT"と言われてしまうほどPTとの違いや、OTの強みを見い出せずにいました。そんな時、OTの同級生に勧められた本がこの1冊でした。
内容は鎌倉矩子先生のOTの半生を綴ったもので、患者さんを生きた教科書と称し、とことんまで向き合う姿勢、手の機能や半側空間無視などの高次脳機能障害に対する長年の研究成果、また、作業療法の知識や技能を学問として確立していく取り組みは、鎌倉先生をはじめとするOT達も長い間苦悩していたのだと、この本を読んで初めて知りました。
私はこの本を読み終えた直後から、仕事に対しての意欲や情熱が湧き、やっぱりOTになって良かった思うきっかけとなりました。 だから同じようにOTの意義に悩んでいる人や、これからOTを目指す学生にも是非お勧めしたい一冊です。
もっともっと作業療法の可能性が広がることと思います。


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