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認知症ケア“ユマニチュード”
著者:PT-OT-STチャンネル オンラインジャーナル 事務局
"ユマニチュード"と呼ばれるフランス生まれのケアをご存知ですか?
先日NHKのcloseUP現代を見て驚きました!
(番組趣旨より)
認知症の高齢者の暴言・暴力や徘徊など、いわゆる"周辺症状"の対応に悩む医療や介護の現場で、"ユマニチュード"と呼ばれるフランス生まれのケアを導入する動きが広がっている。「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つ」を基本に、"病人"ではなく、あくまで"人間"として接することで認知症の人との間に信頼関係が生まれ、周辺症状が劇的に改善するという。「入浴のたびに大声を上げていた認知症の母から『ありがとう』と言われた」「寝たきりの祖父が歩くことが出来た」など、家族からは驚きの声も寄せられ、在宅ケアに生かそうという取り組みも始まっている。認知症の人がより良く生を全うする助けとなる"ユマニチュード"、その可能性を伝える。

ユマニチュードではまず評価を行う。
1.回復を目指す
2.機能を保つ(悪化しないようにする)
3.共にいる(そばに居て、穏やかに死を迎える)

といういずれの 段階にあるのか、評価する。
ケアの実施にあたっては

1.見つめること
2.話しかけること
3.触れること
4.立つこと

を基本として、これらを組み合わせて複合的に行う。 「見つめながら会話位置へ移動する」「アイコンタクトが成立したら2秒以内に話しかける」「言葉をかけながら、相手に静かに触れる」など、そのケアの内容は具体的である。150を超える具体的な技術があり、「人(human)とは何か」という哲学に基づいて体系化されている。

看護・介護職にとっても、患者にとってもユマニチュードにより、ケア満足度が上昇したとの報告がある。

ウキペディアより

私も認知症の母と向かい合う際に人間的コミュニケーションをより心がけようと思いました。
番組では、対象者を驚かせないように 視界に入って 確認できるところまで接近する。この時に笑顔で接すること。
認知症の人でも、人の表情や声のトーンは敏感に判断できるようだ。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3464_all.html(NHK クローズアップ現代)